「お客様のAmazonプライム会員資格は、2019/09/10に更新を迎えます。」というタイトルのメールが届きました。
私はAmazonプライム会員ではないので、詐欺メールです。
よく見ると不審な点はいくつかありましたが、もしAmazonプライム会員だった場合はだまされそうになるほど、なかなか巧妙にできていたので紹介します。
フィッシング詐欺はクレジットカード情報や今回の場合はAmazonプライムやAmazonアカウントの個人情報も盗み取ろうという手口で、不特定多数のメールアドレスに大量に送信しているものです。メールに記載されているリンクは絶対にクリックしないようにしてください。
送られてきたメール内容
送られてきたメールの内容がこちらになります。
ごらんのように、見た目はとてもそれっぽいです。
不審な点
件名にメールアドレスを記載
まず不審に思ったのは、件名(タイトル)に私のメールアドレスが記載されていたことです。
もし本当にAmazonプライム会員であれば名前を登録していたでしょうし、その名前を使わない理由がわかりません。
そもそも、件名にメールアドレスを入れるメール自体が不審です。
「支払い情報の更新をしてほしい」という内容なのに、メールが届いた時点で期限を過ぎている
私は9月11日にこのメールを受け取りましたが、メールの内容は「お客様のAmazonプライム会員資格は、2019/09/10に更新を迎えます。」というものでした。受け取った時点ですでに更新期限を過ぎています。
ふつう、常識的に考えると、更新期限の1ヶ月前あたりにこのメールを送ってきませんか?
更新期限がメールを受け取った日の前の日というのはいくらなんでも無理があります。
だまされそうな点
送り主が「Amazon」
届いたメールを開くと、送り主が「Amazon」と記載されていました。
ここだけ見ると本当にAmazonからメールが来たのかな~と思ってしまいます。
しかし、Amazonがメールを送信する場合は以下のドメインを使用しています(Amazon公式サイトから引用)。
amazon.co.jp
amazon.jp
amazon.com
amazonbusiness.jp
email.amazon.com
marketplace.amazon.co.jp
m.marketplace.amazon.co.jp
gc.email.amazon.co.jp
gc.amazon.co.jp
payments.amazon.co.jp
AmazonがSMSを送信する場合は 「Amazon」とだけ記載されることがありますが、今回はメールなので当てはまりません。
文末に「Amazon.co.jpカスタマーサービス 」と記載されている
メール本文の最後に、「Amazon.co.jpカスタマーサービス 」と記載されているので、ついつい信用してしまいそうになります。
この詐欺メールを受け取った場合の対処法
メールのリンクは絶対にクリックしない
Amazon公式サイトでは、
Eメールの場合
本文に記載されているリンクや添付ファイルを開かずに、メールを削除してください。もし開いてしまった場合は、コンピューターを保護するをご覧ください。
補足: 不審なメールを受け取ったと思われる場合は、stop-spoofing@amazon.com 宛てにメールを送信してください(受信専用)。
と書かれてあります。絶対にリンクはクリックしないでください。メールは削除しましょう。
気になる場合は公式サイトで確認しよう
今回の詐欺メールの内容は「お支払い情報の更新依頼」なので、Amazon公式サイトによる対策は次の通りです。
「お支払いオプションを管理」にアクセスし、支払い方法の更新指示が出ていない場合は、Amazon.co.jp から送信したEメールやSMSではありません。
「お支払いオプションを管理」はAmazon公式サイトから確認できます。
ヘルプ&カスタマーサービスの「Amazonプライムについて」から「お支払い方法の設定」で支払い方法の追加と編集ができるので、ここでクレジットカードの有効期限を確認するといいですね。
ヘルプ&カスタマーサービスの「Amazonプライムについて」ページはこちら↓ Amazon.co.jp ヘルプ: Amazonプライムについて
まとめ
見た目は巧妙にできていたため、本当にAmazonからメールが来たのかとだまされそうになったので今回記事にしました。
こういう詐欺メールが出回っていることは知らなかったです。気をつけましょう。