夜中たまにゴキブリを目撃しちゃって、悲鳴を上げた経験は誰でもあるんじゃないでしょうか。
見つけたはいいけど逃げちゃってまた次の日の夜に再会した、なんてこともよくありませんか?
殺虫剤・駆除剤をためしてみたけどすぐには死ななかった
新聞紙などで叩いてもしぶといのでなかなか死なないで動いてる
やっつけようとはするんですが、なかなか奴らの生命力は強力です。
そんなときに、「ゴキブリを即死させられたら!」って思いませんか?
実はゴキブリを即死させられる方法があるんです。
しかも、とっても簡単。
もうゴキブリを逃がしてしまって悔しい思いをしなくてよくなりますよ!
お湯をかける
なんと、ゴキブリはお湯には弱いんです。
殺虫剤にはしぶとく耐えるのに、意外な弱点です。
ゴキブリを即死させるためには、50℃以上のお湯を使いましょう。
ゴキブリは他の生き物と同じように、体温が40℃以上になると、体内のたんぱく質が変性し生命維持に支障が出て死んでしまいます。
また、ゴキブリは気温が40度以上になると、暑さで死んでしまう個体が出てきます。
そのため、確実に即死させるためにはだいたい50℃以上が好ましいということになります。
これがお湯を50℃以上とする理由です。
つまり簡単に言うと、熱・暑さはゴキブリの致命的な弱点ということです。
お湯をかけるだけなのでとっても簡単な対策ですよね!
殺虫剤がすぐ手に届くところになかったり、赤ちゃんやペットがいて殺虫剤を使えなかったり、殺虫剤を使いたくない場所(キッチン)でゴキブリを発見した時には、お湯をかけるだけなので便利ですよね。
コントロールがヘタでもしお湯をゴキブリに直撃させられなかった場合でも、ゴキブリの近くで熱湯が広がると、熱気で殺せるので安心してトライしてみてください。
熱以外にも低温が効く?
また、ゴキブリの卵は15℃以下になると死んでしまうと言われているので、冬の間に3時間以上窓など開けられるところをすべて開け放って家中を換気すると卵が死滅します。
ゴキブリ用の殺虫剤として、ゴキブリを凍らせて退治するタイプの殺虫剤も最近増えているので、低温も効果はあるんでしょうね。
凍止・氷殺系の殺虫剤だと即死させられませんが、動きを止めたり弱らせたりできるので、その間に退治できます。
やはりゴキブリには低温よりも高温の方が効果があるんですね。
ドライヤーを使う
ゴキブリは熱に弱いとさきほども書きましたが、熱に弱いなら、お湯以外でもドライヤーが使えます。
お湯と違って、後処理が楽ですね。
ただし、ドライヤーの場合はお湯ほど急激にゴキブリの体温を上げるものではないので、少しの間は送風し続けないと、死には至らない可能性があります。
死に至らなくても、熱で生命維持に支障が出たら動きはにぶるので、そこを殺虫剤や叩き潰してやっつけることはできますね。
液体洗剤をかける
洗剤の成分で殺すのではなく、ゴキブリを窒息死させます。
ここで注意が必要なのは、少量だと効果が薄いということです。
ゴキブリの呼吸方法
ゴキブリに限らず虫は気門と呼ばれる小さな穴を使って呼吸しています。
この気門は虫の横腹あたりに位置します。
大事な空気穴なので、ここがふさがれないように、気門の周りには小さな毛が生えていて水が入らないようにしたり、体の表面を油で覆って(油膜)水をはじくようにしたりしています。
ゴキブリは見て分かるようにテカテカしていて、体の表面が油(油膜)でおおわれています。
そのため、ゴキブリに水をかけると水をはじくようになっています。
液体洗剤を使う理由
洗剤には界面活性剤という成分が含まれています。
お皿についた油汚れを食器用洗剤で落とせる理由も、界面活性剤で油と水が混ざり合うことで、油汚れを落とせます。
女性なら、クレンジングが分かりやすいですね。
化粧を落とす際にクレンジングで顔を洗うと、乳白色のような白い液体になりませんか?
これは界面活性剤によって水と油分が混ざり合うことで起こる現象で、水で洗い流しやすいようになります。
この界面活性剤入りの洗剤をゴキブリにかけると、ゴキブリの体の油膜をとかし、気門に液体が侵入することで呼吸ができなくなり窒息死します。
界面活性剤は食器用洗剤以外にも、ママレモンなどの台所洗剤やマジックリンなどにも含まれており、効果は抜群です。
カビキラーなどの泡タイプの洗剤はゴキブリの体を覆いやすく、気門に液体が入りやすくなるのでより効果的です。
洗剤の効果的な使い方
洗剤だけでもいいですが水を少し混ぜて希釈しておくと、とろみが減り、気門を早くふさぎやすくなります。
ゴキブリの気門にダイレクトにかけるとより効果的なので、ゴキブリのお腹を狙いましょう。
アルコール度数が高いお酒をかける
アルコール度数50以上のお酒をかけるとゴキブリは即死すると言われています。
アルコール(エタノール)は油分を溶かす作用があるので、ゴキブリの体の油膜をとかし、気門に液体が侵入して窒息死します。
さきほどの洗剤と同じ原理です。
また、アルコール度数が高いと揮発性が高いため、気化熱で熱を奪い、体温を下げさせる効果もあります。
アルコールをスプレー容器に入れて置いておくと、ゴキブリが出たときにすぐに噴射できます。
また揮発性が高いため、後始末もササッと拭くだけですぐに蒸発してしまうので楽ですね。
赤ちゃんがいる、ペットがいるなど殺虫スプレーが使えない、キッチンなど殺虫剤を使えない場所でもできる対処法なので便利です。
アルコール度数が高いお酒といえば、アルコール度数世界最高のスピリタス(ウォッカ)が有名ですが、ドラッグストアなどでも手に入る消毒用アルコール(エタノール)や無水アルコール(エタノール)などでも効果があります。
即死とまではいきませんが、シュッシュッとかけ続ければ、すぐに動きが弱まり死んでしまいます。
もともと虫の標本をつくる専門家などはアルコールを使って虫を殺します(傷がつかないように)。
このことからもアルコールが虫に有効であることが分かりますね。
パーツクリーナーはNG
パーツクリーナーというのはあまり聞いたことがないアイテムですよね。
バイクなどの各パーツが錆びないようにキレイにしたり、オイル汚れを落とすのがパーツクリーナーです。
ネット上にはパーツクリーナーを使ったらゴキブリが即死した!という情報が出回っていますが、揮発性が高く引火性があるため、引火して火事になる場合があります。
そのため、取り返しのつかない事態になることもあるので、屋内では絶対にパーツクリーナーを使わないようにしてください。
ファブリーズを使うと即死する?
意外にも、ファブリーズをゴキブリにかけたら効果があった!という人がいるようです。
ファブリーズの成分は、
「トウモロコシ由来の消臭成分Cy」
「Quat(クォット)と呼ばれる有機系除菌成分」
「有機酸」
「水溶性凝集成分(ファブリーズハウスダストクリア)」
「香料」
「水」
です。
うーん、界面活性剤は入ってなさそうですよね。
何回もスプレーしているとビショビショになるので、それで窒息するんでしょうか。
即死は難しそうですが、水に水没させて殺すのと原理はほぼ同じ感じのような気がするので、死ぬことは死ぬでしょうね。
ヘアスプレーが効果的?
ヘアスプレーをゴキブリにかけると死ぬようです。
即死とまではいかないようですが。
ヘアスプレーに含まれる成分がゴキブリに有効なようです。
また、筋肉痛用のスプレーをゴキブリにかけたら死んだそうです。
スプレー系をシュッシュッシュッと何回もかけたら、ビショビショになって気門に液体が入って窒息するんでしょうか・・・
まとめ
ゴキブリを即死させるには、「50℃以上のお湯」をかけることが一番効果的です。
つぎに、「界面活性剤入りの洗剤」または「アルコール」をかける方法が有効です。
家にあるスプレーをかけてもゴキブリは死ぬので、スプレーしか近くにないならかけてみるといいですね。