うよきょくせつ

映画「窮鼠はチーズの夢を見る」のあらすじやタイトルの意味は?映画の内容を予想※ネタバレ注意

水城せとなのBLコミック「窮鼠はチーズの夢を見る」が実写映画化!
大倉忠義×成田凌です!

この漫画を実写化ってすごくない??

最近世間はBLに寛容になってきてません?

 

「抱かれたい男1位に脅されてます」もアニメ化したし。

 「窮鼠はチーズの夢を見る」の大人なシーンはどうするんだ・・・!そこが問題だよ!

ビックリしすぎてこの記事書いてますが、「窮鼠はチーズの夢を見る」の原作BLコミックのあらすじ、タイトルに込められた意味、実写映画「窮鼠はチーズの夢を見る」の内容予想などを紹介します!

ちなみに、水城せとなさんは「失恋ショコラティエ」などを書いた漫画家さんです。

BLが人気俳優の登竜門に??

昔じゃ考えられないことですが、BLは1ジャンルとしての地位を確立しつつありますね。

好きな女子はホントに好きですからね~
キャーキャー言いながらもつい見ちゃう、みたいな。

去年放送された「おっさんずラブ」も大ヒットしましたしね。
需要はあるってことですね。

「窮鼠はチーズの夢を見る」実写映画化のキャスト

主演が関ジャニ∞・大倉忠義(33)で、大倉と熱愛する後輩が成田凌(25)です。

つまり、優柔不断男大伴恭一(おおとも きょういち)が大倉さんで、ゲイで恭一の大学の後輩今ヶ瀬渉(いまがせ わたる)が成田さんです。
大倉さんが成田さんからグイグイ迫られるということですね!
恭一が左、横向いてるのが後輩今ヶ瀬です。

いまのところ、配役はこれ以上公開されていないようです。

2020年公開予定。

BLコミック「窮鼠はチーズの夢を見る」のあらすじ ネタバレ含む

不倫を繰り返してきた広告代理店に務める大伴恭一と、恭一の前に浮気調査員として現れる大学の後輩・今ヶ瀬渉の関係を描いたもので、妻に不倫の事実を隠す条件として「カラダと引き換えに」と提案する今ヶ瀬に戸惑う恭一が、7年間一途に想い続けてきたという今ヶ瀬のアプローチに振り回されながらも、徐々に今ヶ瀬と過ごす時間を心地よく感じ始める

恭一は非常に流されやすい男で、優柔不断。
迫られると弱く断れないタイプで、女性との不倫を繰り返してきましたが、恭一の不倫の事実を隠す条件として関係を迫ってきた後輩今ヶ瀬も強く拒めず・・・。↓以下ネタバレ続きます

離婚する前に今ヶ瀬(浮気調査員)に恭一の浮気調査を頼んでいた妻知佳子(ちかこ)だが、今ヶ瀬は約束を守り恭一の浮気の事実を妻に伝えていませんでした。

しかし、知佳子は離婚を決意。
「あなたに求めるものなんてもう何もない」と言い放って、新しい男を作って離婚します。

思うに、離婚原因は意思の疎通不足なんじゃないかと。
恭一が奥さんを思いやる気持ちに欠けていたんだと思います。

離婚してしまったので、不倫の事実を隠すという前提条件がなくなり、今ヶ瀬も恭一の前から消えますが、半年たったころに恭一の住所を突き止めてやってきます。
で、ここでも優柔不断男恭一は今ヶ瀬に流されてしまうんですよね。
はっきりすればいいのに、当たり前のように今ヶ瀬が生活の中にいて、最後までいってませんが体もゆるしちゃいます。
でも付き合ってません。

で、同窓会で女性に誘われて付いて行ってしまう流され男恭一。
そのことが今ヶ瀬にバレてしまい、今ヶ瀬は出て行ってしまいます。

その後女性(既婚で子持ち)と密会を重ねる恭一ですが、今ヶ瀬が男性と一緒に歩いているのを目撃し、激昂して一緒にいた男性を殴り飛ばします。

もちろんそのシーンを密会相手の女性に見られているので、破局。
今ヶ瀬と一緒に歩いていた男性は、今ヶ瀬の仕事の依頼人だったという顛末です。

その後、恭一の大学生時代の彼女夏生(なつき)と偶然再会し、夏生(恭一の元カノ)、恭一、今ヶ瀬、今ヶ瀬の元カレの4人で食事をするという修羅場?もあり、その中で、今ヶ瀬が大学時代に恭一と出会ってからずっと恭一のことを思っていたことを恭一は知ります。

徐々に徐々に、今ヶ瀬との関係が心地よくなっていきます。

ですが、今ヶ瀬が夏生(恭一の元カノ)を呼び出し、バチバチの展開に。恭一にもう関わらないでくれと言います。
しかし夏生が恭一を呼び出しており、結局、恭一、今ヶ瀬、夏生の3人が揃うことに。
そこで、今ヶ瀬と夏生が恭一に、どちらかを選べと迫ります。

選べない恭一ですが、追い詰められて夏生を選びます。
ですが、夜の方がうまくいかず、結局今ヶ瀬寄りになります。
しかし翌日今ヶ瀬が消え、ショックを受ける恭一。

2カ月後、偶然今ヶ瀬を見かけた恭一は今ヶ瀬を追いかけて感情をぶつけます。
お互い狂おしいほど好き合ってるのは明らかです・・・
最後は結局元さや?に戻るのですが、こんな優柔不断男を好きになってしまった今ヶ瀬は辛いでしょうね…
よく消えてしまう今ヶ瀬も今ヶ瀬ですが。。

「窮鼠はチーズの夢を見る」と「俎上の鯉は二度跳ねる」タイトルの意味は?? ネタバレ含む

このBL漫画で気になるのが、タイトルの意味。
最初は「窮鼠はチーズの夢を見る」で続編が「俎上(そじょう)の鯉は二度跳ねる」。

一見するとどういう意味なのか全く分かりません。

「窮鼠」とは「追い詰められたネズミ」のことです。
「窮鼠猫を噛む」とはよく言いますよね。

チーズはネズミの好物というイメージが強いと思います。

つまり、「追い詰められたネズミは好物の夢を見る」

追い詰められているから好物の夢を見て現実逃避??

漫画の内容から、追い詰められたネズミは主人公の恭一です。

恭一が夢に見そうな好きな物とは・・・幸せな未来??
↓以下ネタバレ続きます

恭一が最近偶然再会した、大学生時代の彼女夏生(なつき)とまた付き合わないかと言われるんです。
今ヶ瀬か夏生かどちらかを選べと2人に迫られるシーンがあるのですが、恭一は夏生を選びます。が、夜の方がうまくいかず、結局今ヶ瀬のところに戻りますが、今ヶ瀬はその翌日には姿を消します。
今ヶ瀬が消えてしまいショックを受ける恭一ですが、2カ月たち、偶然今ヶ瀬を見かけて追いかけます。
結局その後今ヶ瀬とベッドインしてしまいます。
まさに優柔不断の鑑ともいえる男、恭一。
で、この話の流れから、恭一(窮鼠)が思う普通の生活(男性ではなく女性と付き合う生活)に戻ることが「チーズの夢」なんじゃないかなと考えています。
あるいは、ずっと今ヶ瀬と会いたかったので、チーズの夢は今ヶ瀬のことなのかも。
私の中では、「追い詰められた恭一が今ヶ瀬と関係を絶って女性と付き合うノーマルな生活に戻ることをどこかで期待していた」というのが「窮鼠はチーズの夢を見る」の意味だと思います。

次に「俎上(そじょう)の鯉は二度跳ねる」ですが、「俎上」とは「まな板の上」のことです。

「俎上(そじょう)の鯉」とは、「まったく身動きができない状態」のことで、「俎上(そじょう)の鯉は二度跳ねる」は「まったく身動きができないけど、2回抵抗した(けど結局まな板の上のまま)」という意味なのかなと思います。

う~ん
むずかしいんですけど、漫画の内容から、俎上の鯉は主人公2人の恋(恋=こい=鯉だし)なんじゃないかなと思います。

「俎上の鯉は二度跳ねる」という章?が、恭一が今ヶ瀬といったん別れて女性と付き合うシーンからスタートするんですよ。
その後なんだかんだとあり、今ヶ瀬と恭一が再会してしまい、恭一が完全に今ヶ瀬に落ちちゃうんです。
今ヶ瀬に落とされた恭一は付き合っていた女性に別れを告げるのですが、その間に今ヶ瀬はふたたび恭一の前から消えようとします。

なんとか今ヶ瀬がどこかに行ってしまう前に恭一が今ヶ瀬を捕まえるのですが、恭一は今ヶ瀬に「3度目はない」と言うんです。

もし3度目があったらもう追いかけない、それで本当に終わりにすると言います。

恭一は今ヶ瀬との別れを予感しながら、今ヶ瀬と一緒にいる選択をするんです。
俎上の鯉も二度跳ねただけで次はないんだと思います。
まな板の上のままですから。

だから最後には恋(鯉)の死があるという意味で、「俎上の鯉は二度跳ねる」というタイトルにしたんだと思います。

実写映画「窮鼠はチーズの夢を見る」の内容予想 ネタバレ含む

ニュースでは、「窮鼠はチーズの夢を見る」は「窮鼠はチーズの夢を見る」と「俎上(そじょう)の鯉は二度跳ねる」をもとにした作品と言っているんですよ。

ということは、実写映画では、「窮鼠はチーズの夢を見る」と「俎上(そじょう)の鯉は二度跳ねる」のどちらの内容も入れて映画1本で物語完結みたいな感じにするんじゃないかと思ってます。

結局最後は「俎上(そじょう)の鯉は二度跳ねる」のタイトルの意味で説明したようなエンディングになるんだと思います。

その過程にいろんな衝突はあれど。
原作コミックの最後がホントに切ないんですよね。
たぶん実写映画で原作通りコレやったら泣く自信あります。

原作はBLコミックなんですが、ただのBLじゃないってとこがこのコミックのポイントです。
性的マイノリティの苦悩とか辛さだけじゃなくて、人の感情のぶつかり合い、くるおしいほど激しく切なくもある繊細な物語です。

この世界観をどこまで表現できるのか、どんな風に実写化されるのか、今から楽しみです。