奨学金をさきに払ってしまおうか?それともさきにある程度お金を貯めた方がいい?
「繰上返済しても大したメリットなんてないんじゃないの」とお悩みではありませんか。
わたしは先日ついに第2種の奨学金を一括繰上返済したところ、機関保証センターから保証料の払い戻しがあるという手紙が届きました。
しかーし、額が思ったよりしょぼかった・・・。
この記事では、
奨学金は繰り上げ返済した方がお得なの?
いくらぐらいお金が返ってくるの?
先に貯金をある程度した方がいいの?
卒業後時間がたっていたら繰上返済しても意味ない?
という疑問に、第1種・第2種奨学金を両方借りてそれぞれ違う時期に繰上返済した私が、具体的な金額とともに答えます!
奨学金の繰上返済からお金が返ってくるまでの流れ
奨学金を繰上返済するとお金が返ってきます。
このお金は機関保証センターからの返戻金です。
奨学金の毎月の返済額には(機関)保証料が含まれていて、この保証料は完済するまでの期間(30年とか)を考慮した額になっています。
なので繰上返済すると、返済期間が短縮されるため、払いすぎた保証料が戻ってくる仕組みです。
Q繰上返済したけど、保証料は返ってくるの?
A全額繰上返還または一部繰上返還をして返還期間が短縮されて返還完了となった場合は、保証機関より、支払われた保証料の一部をお返しする場合があります。お返しする時期は返還完了通知を受け取られた約3ヵ月後となります。保証料返金に関する取扱いは、保証機関である(公財)日本国際教育支援協会となります。
繰上返済をしてから数か月たつと、「日本国際教育支援協会 機関保証センター」というところから『保証料返戻通知書』という手紙が届きます。
この手紙には、返戻保証料〇〇円を〇日にあなたの口座に振り込むので確認してくださいよ、という内容が書かれています。
で、何の問題もなければあなたの口座にお金が振り込まれます。
結婚して名字が変わった方は、変更の連絡を必ず入れる必要があります。
私は卒業後結婚し、苗字が変わったので日本学生支援機構には連絡をしていました。
本来、返戻保証料の振込に使われる口座は日本学生支援機構で使用していた口座なので、機関保証センターには苗字の変更の連絡は必要ないのかと思っていましたが、口座名義人が旧姓だったので、「連絡が必要です」と赤字で書かれていました^^;
日本学生支援機構の方で処理がうまくできていなかったんでしょうか・・。
繰り上げ返済した方がお得なのか?
第2種の繰上返済では、約6500円の払い戻しでしたが、第1種を先に一括繰上返済した際の返戻金は約2万円でした。
奨学金 | 借りた金額 | 繰上返済した額 | 繰上返済時期 | 返戻金 |
---|---|---|---|---|
第1種 | 約60万円 | 約55万円 | 卒業後約1年 | 約2万円 |
第2種 | 約144万円 | 約100万円 | 卒業後約5,6年 | 約6500円 |
つまり早くお金を返済した方が返戻金が増えるので、お金に余裕があるなら、できるだけ早めに繰り上げ返済をした方がお得です。
ですが、充分な余裕がないなら、繰り上げ返済しなくても、そこまでメリットは無いかなと思います。
第2種は約100万円をまとめて繰上返済したのに、返戻保証料が約6500円でしたし^^;
第1種奨学金は大学卒業後1年ほどで完済したので、払戻金は多めでした。
しかし第2種奨学金は卒業後5~6年経って完済したので、払戻金はビミョーな金額でした。
第2種の方が繰上返済の額は多かったにもかかわらず。
つまり、返済金額が多くても少なくても、繰上返済時期が早い方が払戻金は多くなり、5年以上たっていると返戻金は微妙な額になる、ということですね。
繰上返済するか迷っている人へ
繰上返済するか迷っている人が考えたいポイントをまとめました。
1.人的保証or機関保証 どちらにしていたのかを確認
2.卒業後どれくらい時間がたっているか?
⇒卒業後1~2年なら、繰上返済した方が返戻保証料は多い
⇒卒業後5~6年なら、繰上返済してもメリットは小さい
3.返済する金額が多くても、返戻保証料の増減は主に返済時期による
まとめ
まとめると、
卒業後早く返せるならお得だけど、時間がたってるならそんなにメリットないよ!というお話でした。
早く返せるなら早く返す、余裕がなさそうなら地道に返す、ですね!