新聞を読んでいたら、最近養蜂を趣味で始める人が増えているんですって。
養蜂が趣味ってすごいですよね。
防護服着てハチの相手をするあれを趣味で始めるという発想はなかった…
ぶっちゃけ養蜂って儲かるんだろうか?
静かなブームになりつつある養蜂の魅力を、人気の秘密から始め方までまとめてみました。
もちろん儲かるかどうかも書いてますよ!
養蜂とは?
養蜂(ようほう)とは、ミツバチを巣箱で飼育してハチミツを取るお仕事です。
防護服着て、ハチがブンブン飛び交う中、巣箱からミツバチの巣を取り出してハチミツを絞るやつです。
テレビでやってるのでこのイメージはみんなありますよね。
ただし、ハチミツを取らない養蜂家もいます。
ミツバチを増やして売ったり、イチゴ農家なんかに授粉用のミツバチを貸し出したり。
この場合ハチミツを取らなくても利益は上がります。
なぜ養蜂が最近人気なの?
最近人気が高まりつつある養蜂ですが、人気の裏にはあるテレビ番組の存在も・・・。
そう、鉄腕DASHです! あの番組でニホンミツバチの飼育方法が紹介されたのも、人気の一因です。
金スマのひとり農業でニホンミツバチの養蜂が取り上げられたことも大きいでしょう。
最近では都市部で養蜂を行うミツバチプロジェクトも広がりつつあるので、養蜂が脚光を浴びているのです。
テレビで見たことがある人もいると思いますが、ミツバチプロジェクトはビルの屋上などで養蜂する新しいスタイルです。
現在はミツバチの数が減少しつつあるので、こういった都市部での養蜂が注目されているんですね。
ちなみに、プロの養蜂家が増えたというわけではなく、趣味で養蜂をやる人が全国で増えています。 脱サラして養蜂家になる人もいますが、少数ですね。
養蜂ってぶっちゃけ儲かるの?
養蜂って儲かるんでしょうか?
儲かるから養蜂を趣味で始める人が多いのかなと思ってたんですが、そこまで儲かるというわけではないようです。
まず第一に、日本で食べるハチミツは外国産がほとんどです。
ハチミツ自給率は平成28年はたったの5.4%だったそうです。
それだけプロの養蜂家が少ないってことですね。
プロの養蜂家は、ハチミツを取るだけでなく、ミツバチを販売したり、授粉用のミツバチを貸し出したりします。
大々的にやると大きな利益になるのでしょうが、家族経営で細々とやっている所が多いようなので、一般的な農家さんレベルの収益じゃないでしょうか。
趣味で養蜂を始めるには
趣味で養蜂を始めるには、家に庭があればできます。
巣箱を置くだけなので、そんなにスペースも要りません。
しかしハチがブンブンと飛ぶので、住宅地でやるには向いていません。
もしそれでもやりたい場合は近所の人に説明してからやりましょう。
トラブルのもとになります。
ハチはお花畑の近くにいるイメージですが、お花畑がなくても飼育できます。
ニホンミツバチ(趣味ならニホンミツバチ、プロはセイヨウミツバチ)は2kmほど飛行するので、そこら辺にある花や山の花から蜜を集めてきてくれます。
巣箱とハチだけでは足りないので、ほかの器具などの必要なものはこちらのサイト様で見れます。興味がある方はどうぞ。
農業・養蜂支援 養蜂に必要な器具|アピ株式会社
ハチには2種類ある
養蜂のハチは2種類あります。
セイヨウミツバチとニホンミツバチです。
プロの養蜂家はセイヨウミツバチを飼育します。
一方、趣味でやってる人はニホンミツバチが多いです。
セイヨウミツバチは取れる蜜が多い利点はありますが、知識が必要になります。
しかしニホンミツバチは専門知識が必要なく、費用も安いので、趣味でやる分にはニホンミツバチが向いています。
野生のミツバチはニホンミツバチなので、野生のミツバチを捕まえられるとハチ代はかかりません!
趣味で養蜂!すぐできる始め方
養蜂って意外と簡単にできるんです。知ってました?
原則、養蜂を趣味でやる場合でもミツバチの飼育届を提出する必要があるのでそこだけ注意しましょう。
買わずに野生のニホンミツバチを捕獲する場合、チャンスは年に1回。
しかも春先の1ヶ月しかないんです。
巣箱を買うか自作するか用意して、ニホンミツバチの蜜蝋をぬっておいて、捕獲シーズンの前に設置しておきます。
これだけではミツバチの入居率は低いので、「キンリョウヘン」と呼ばれるランの花を使います。
この花はミツバチを誘引することで知られていて、同じ成分を化学的に作った「待ち箱ルアー」なる商品でも代用できます。
ちなみにこの待ち箱ルアー、養蜂界では大ヒット商品らしいですよ。
あとは放っておいたらミツバチが勝手に入居してくれます。
その後も基本的には放っておいてOK。
あとはハチミツを取ったりするだけ。
ペットの世話より簡単です!
趣味で養蜂をやるメリット
趣味で養蜂をやるメリットって、意外とたくさんあるんです。
だから養蜂が静かなブームになってるんですね!
取れたてのハチミツが食べられる
養蜂をやるメリットといえば、やっぱりハチミツが食べられることですね!
取れたての未加熱・未加工のハチミツが食べられることなんてめったにないですよ!
うまくやれば1群れから5~10kgのハチミツが取れることも!
ローヤルゼリーも取れる
ハチミツがハチが花の蜜を集めて巣の中で凝縮・熟成されたものであるのに対し、ローヤルゼリーはハチが花粉やハチミツを食べて体内で消化分解した後に体から分泌される物質のことです。
ローヤルゼリーは女王蜂が食すもので、栄養の宝庫だと言われています。
かのクレオパトラも愛用していたと言われ、美容効果もあります。
つまりたくさん栄養があってさらに美容効果もあり、抗菌作用もあるスーパーフードということです。
希少なローヤルゼリーのほか、プロポリスなども取れます。
専門知識不要で誰でもすぐに始められる
養蜂キットが販売されているので、すぐに養蜂を始められます。
セイヨウミツバチに比べ専門知識がいらないニホンミツバチですが、それでも初心者には分からないことはたくさん出てくると思います。
最近はネットの普及でニホンミツバチの飼育方法がすぐに分かるようになったので、始めるハードルが下がりましたね。
養蜂キットや、ネット販売されている巣箱なんかには、初心者向けの養蜂の始め方が書かれた冊子が付いていることもあります。
説明書があると安心ですね!
分からなくてもだいたいネットで調べたら分かりますしね!
手間がかからない
趣味でやる場合はニホンミツバチなので、手間がほとんどかかりません。
趣味で週末だけ養蜂家という方も、手入れは数か月に1回程度で済みます。
基本的には放ったらかしでOK!
巣箱を用意して、野生のハチが勝手にすみついて勝手に増えて、勝手にハチミツを作っているような感じです。
お手軽!
世話すると言うより、見守る感じ!
ニホンミツバチは大人しいのであまり刺されない
ニホンミツバチは大人しい性質なので、刺されることは少ないです。
絶対刺されないということはありませんが、刺激しない限りはハチが自分から刺しに来ることはほぼありません。
エサが要らない
ペットなどはエサが必要ですが、ミツバチの場合はエサは必須ではありません。
放っておいてもその辺の花や、山に行って蜜を取ってきます。
エサの世話が要らないのは、だいぶ管理が楽ですね。
費用が安い
セイヨウミツバチの養蜂をはじめるときの初期費用は、一式を購入したとしても20万円ほど。
趣味で始める場合はもっと安くなり、数千円から数万円でできます。
巣箱などを自分で手作りするともっと安くなりますし、野生のニホンミツバチを育てるならハチ代も節約できます。
ハチミツを取る器具なども、ホームセンターで売ってるもので代用できるので費用を安くおさえられます。
エサ代が必要なく、高価な薬なんかも必要ないので、維持費もかかりません。
まとめ
いかがでしたか?
養蜂は儲かるとは言えませんが、趣味でやる分にはたくさんのメリットがあります。
想像していた以上に、はるかに簡単に始められます。
そして、世話も基本は放置とすごく楽なので、養蜂できるスペースがあったら養蜂を始めてみるのも楽しいでしょうね!
これだけ簡単で安く始められて、これだけメリットがあればブームにもなりますね!
納得しました!
興味が出た方は、ぜひ養蜂を始められてはいかがですか?